リハビリテーション部について
運動器リハビリテーションⅠ、脳血管障害リハビリテーションⅡ
リハビリテーション部では、患者さんが安心してリハビリを受ける事ができるようにコミュニケーションを大事にしています。
リハビリを受けられる患者さんは不安を抱えています。その不安を少しでも取り除けるような環境作りを心掛けて、理学療法士11名・作業療法士5名・助手3名が勤務しています
≪ 理学療法 ≪作業療法 ≪物理療法 ≪活動実績
≪回復期リハビリテーション病棟
リハビリを受けられる方へのお願い ≪リハビリテーション診療の流れ
理学療法
骨折(圧迫骨折・大腿骨頸部骨折・膝周辺の骨折・踵の骨折など)や外傷をはじめ、人工関節置換術後・半月板損傷・靭帯損傷・神経損傷などのリハビリを行っています。
また、当院はスポーツ障害にも力を入れており、膝の靭帯(前十字靭帯など)の再腱術前・術後のリハビリや、野球肩・肘等のリハビリにも積極的に行っています。
その他、脳血管障害の機能訓練や慢性疾患(腰痛・膝関節症)の運動指導も行っています。
膝CPM
膝関節を持続的に動かす機械です。
膝関節の動きの維持・改善・炎症の改善などが図れます。
ハイドロマスキュレーター
下肢筋力の評価、トレーニングをするマシンです。
現在の筋力を数値で表し、回復状態を把握できます。
また、スポーツ復帰を目標としている場合、筋力トレーニングとしても使用しています。
トレッドミル
基本的な移動手段である歩行・走行が効率的に行えるろれーにングマシンです。
高齢者では心肺・循環器機能の改善が期待でき活動量増やすことが目的となります。
スポーツ復帰を希望される方には、徐々にスピードをあげてランニングを行います。
エアロバイク
固定式自転車です。
膝の筋力を回復させる事を中心に行います。
また、関節にあまり負荷をかけずに膝の曲げ伸ばしを行ったり、いろいろな設定で筋力強化を行うことも可能です。
長下肢装具(LLB)
膝の曲げ伸ばしを許可された範囲内で動かすことができます。
膝に捻じれ・左右・前後方向のストレスがかからないように保護します。
作業療法
肩関節から手指の外傷(骨折・靭帯損傷・腱損傷・神経障害)のリハビリを中心に行っています。
なかでも、手関節・指の骨折をはじめとした外傷、腱断裂後の早期運動療法、神経麻痺、機能再健術前後、手根管症候群等については、ハンドセラピストとして医師と連携し評価から治療まで積極的に行っています。
また、装具療法も積極的に行っており、その場で作業療法士が作成したり、澤村義肢と連携して製作にあたっています。
その他、五十肩、腱鞘炎などの疼痛疾患の運動指導も行っています。
肘CPM
肘関節・前腕を持続的に動かす機械です。
肘関節・前腕の動きを維持・改善・炎症の改善などが図れます。
ハンドインキュべーター
一定の圧力(エアー)を加えて、早期に手関節・手指の腫れや炎症を改善させる事を目的に使います。
訓練器具
既製品も一部ありますが、手指の摘み動作、巧緻動作、上肢の動きを考えて訓練器具を作業療法士が作製して使用します。
訓練用装具
左:肘関節の動きを矯正する装具です。
(ダイヤルを回して設定角度を調整します。)
右:手関節、及び手指の動的装具です。
(ゴムで張力を調整して関節の動きの拡大を図ります。)
作業療法士が制作した装具
作業療法士がその場で自助具や装具を製作します。
・文字が書けるような装具
・親指の矯正装具
・小児の矯正装具
・動的装具など
義肢装具士に依頼した装具
構造が難しいものや、長期に渡り使用する装具は澤村義肢の義肢装具士と連携して作成しています
低周波治療器
患者さんの症状に合わせて3種類の低周波治療器を使い分けています。
・低周波、TENS、マイクロカレント
物理療法
頸椎症や腰痛に対して牽引療法を行っています。
その他、バイブラバス(気泡浴)ホットパックで温める温熱療法も行っています。
また、腰痛体操や下肢の筋力強化運動の指導も行っています。
バイブラ・バス(気泡浴)
リハビリ前に手・足(患部)を温め、除痛、軟部組織の柔軟性、循環の改善を図ります。
ホット・パック
頸部・肩・腰・臀部なでバイブラ・バスが使えない個所は、ホット・パックで温めます。
頸・腰の牽引器
医師の指示のもとで牽引療法を行います。
左側:頸部の牽引
右側:腰部の牽引
内・外活動実績
理学療法士養成校臨床実習施設(受入れ3校)
川崎リハビリテーション学院 姫路獨協大学 宝塚医療大学
作業療法士養成校臨床実習施設(受入れ1校)
大阪保健医療大学
姫路獨協大学医療保健学部 非常勤講師1名
第49回日本作業療法学会プログラム企画委員 1名
兵庫県作業療法士会中播磨ブロック委員会 役員1名